花ぐらし

40代女性。自分らしく、生きやすく。

漫画家の対談を見て、思うこと

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おはなです。

昨日たまたま、お題に沿ってゲームの話を書きました。

漫画やゲームなどのコンテンツは、時代の空気を繁栄していて、そういう観点から見るのも面白いですよね。

www.youtube.com

 

今日は、面白かった動画について書きます。

 

漫画家(クリエイター)同士が、70年台~2000年台の作品を振り返りながら、時代と創作について語る、社会評論になっています。

漫画(やゲーム)と、現実社会は別物。

それを踏まえて、創作者は何を考えて、何を表現しようとしているのか。

テーマは「女の沼問題」となっていますが、この動画ではテーマに辿り着いていません(笑)でも、それまでの漫画論が面白い。

 

山田玲司氏は、サンデー系でデビューした作家さんですが、私の年代では少し重ならず、作品を読んだことがありません。いろんな作品を分析し、自説を展開していて、「この人、本当に漫画好きなんだろうな~~~」と思います。

東村アキコ氏は、同年代ということで、いくつか読んでます。「ヒモザイル」の時にはずいぶん叩かれてましたね。動画からも、メンタリズムは男性寄りなのを、ところどころで感じました。

基本的に、この二人の対談形式で進みます。

 

麻酔系と覚醒系

作品を語る時に使われる「麻酔系VS覚醒系」という軸が、わかりやすいです。

浸かっていれば気持ちの良い麻酔系と、頭をガツンと殴られる、覚醒系。クリエイターとして、どちらを世に出したいのか。世の中はどちらを求めているのか。

覚醒系を装った麻酔系、という表現も面白く、今のネットのコンテンツってほとんどこれなんじゃないかな?と思います(笑)

 

 

バトル漫画の系譜

少年系漫画の基本形に「戦い」があるのは、周知のとおりだと思います。

山田氏は、それを振り返る。70年代、生身の人間同士が灰になっていた(あしたのジョー)のが、80年代に指一本の戦いになり(北斗の拳)、90年代は切り札の出し合い(遊戯王)。

次第に、モンスターに戦わせる代理戦争(ポケモン)になり、アイテムを持つ者が勝ち(デスノート)になる。そう、自身は戦わないのです。

ゲームの構造も、根本的にそうですよね。更に、今は課金という制度で、レアなアイテムを持っているとますます有利になる。資本主義の勝者は、少年の世界でも勝者なのです。

色々と、考えさせられます。

 

少女時代、私はゲームと一定の距離を置いて付き合えましたが、それは自分が女で、戦いが自分ごとではなかったからかもしれません。コミュニティに混じったり、容姿を磨いたりすることの方が、少女にとっての現実でした。

少年であれば、「戦い」はもっと自分に近いものだったでしょう。

 

他にも、面白い論が展開されていました。 

表現に少しでも関わる方には特に。約1時間のコンテンツ。おすすめです。